卵子提供とは
卵巣機能低下や遺伝子疾患の為、ご自身の卵子での妊娠が難しい場合、第三者から提供された卵子とご主人様の精子を体外受精により受精させ、その受精卵を子宮に移植してお子様を授かる方法です。
台湾では国が卵子提供者の管理を行っているため、安心して卵子提供を受けて頂くことが可能です。また当院では国の規定以上にドナーを選ぶ基準を厳しくし、より質の良い卵子を提供できるよう努めております。
対象者
- 加齢もしくは原因不明の卵巣機能低下の方
- 閉経された方
- 卵巣機能不全や手術、化学治療や放射線治療で生殖機能が消失している方
- 先天的な疾患により卵胞が発育しない方
治療の流れ
ご相談
申し込み
ドナー紹介
政府への申請
初診
培養・PGTA
移植
凍結卵子と新鮮卵子で初診後の流れが異なります。
- 凍結卵子の場合
初診後に採精をします。その後そのまま体外受精を行います。 - 新鮮卵子の場合
初診後に採精し、その後精子を凍結します。ドナーの採卵後に、精子を融解し体外受精を行います。
- メール・個人相談でご相談
- 申し込み
お申込み書類を提出頂く(ドナー希望書類・ご夫婦のパスポート・奥様のお写真) - ドナー紹介
- 台湾政府への申請
一か月ほど通過までにかかります。
台湾政府認証の戸籍謄本、ご夫婦身分証(免許証・マイナンバーカード) - 初診
- 採血・超音波検査
- 同意書記入
- 診察
- 公証
- 移植薬剤処方
- 採精
- 培養・PGTA
- 移植周期
- 移植約10日前に行う超音波検査(内膜測定)は日本で行う
- 移植 移植1-3日前に台湾へ渡航
- 妊娠判定
提出頂く書類
卵子提供プログラムには以下の書類が必要です。
- ドナー希望書類
- お二人のパスポート
- お二人の身分証(免許証・マイナンバーカード)
- 誓約書 写真あり
- 四等親書 写真あり
- 戸籍謄本(台湾政府認証済1部)
戸籍謄本について
戸籍謄本発行後に、お近くの台北駐日経済文化代表処にて認証の手続きをお願いいたします。
持参物は、以下3点です。
- 戸籍謄本原本とコピー
- 顔写真の身分証
- 文書証明申請書
状況もしくは地域により、異なる場合もございますので事前にお近くの代表処にてご確認ください。
台北駐日経済文化代表処のリンク
日本各地の代表処
戸籍謄本の認証について
費用について
皆様に安心して卵子提供を行って頂くためにも、ドナー関連費用から培養及び移植費、移植手術後の薬剤まで含んだパッケージプランをご用意しました。免疫関連の採血も含まれておりますので、潜在的に着床不全・不育症がある方も事前に検査を行って頂き、個人に合わせた治療を立案いたします。
卵子提供(PGT-A3個含む):66万元
- ドナー関連費用:ドナー各種検査費・薬剤費・手術費・栄養費・交通費
- 培養費関連費用:受精技術項目(ICSI,PICSI,IMSI,MICRON)、7日間の培養費、5日目のタイムプラス、胚盤胞凍結費及び胚の1年間保存費(試験管1本含む)
- 診察費:診察・受付費、超音波費(初診から移植12日目まで)
- 採血;採血:STD1回、初診・免疫採血1回、移植前後基本採血(合計2回)
- 基本薬剤(ホルモン薬剤):移植前薬剤・移植中薬剤・移植後薬剤(~4週)
- 移植関連費用:移植費、胚盤胞融解費、高濃度ヒアルロン酸含有胚移植用培養液
- 移植前後の漢方スティーム・鍼灸(合計2回)
- 事務手続き費用
- 日本語サポート費用
- 生検3個、PGTA-3個、試験管3本
卵子提供パッケージ(PGT-Aなし):59万元
- ドナー関連費用:ドナー各種検査費・薬剤費・手術費・栄養費・交通費
- 培養費関連費用:受精技術項目(ICSI,PICSI,IMSI,MICRON)、7日間の培養費、5日目のタイムプラス、胚盤胞凍結費及び胚の1年間保存費(試験管1本含む)
- 診察費:診察・受付費、超音波費(初診から移植12日目まで)
- 採血;採血:STD1回、初診・免疫採血1回、移植前後基本採血(合計2回)
- 基本薬剤(ホルモン薬剤):移植前薬剤・移植中薬剤・移植後薬剤(~4週)
- 移植関連費用:移植費、胚盤胞融解費、高濃度ヒアルロン酸含有胚移植用培養液
- 移植前後の漢方スティーム・鍼灸(合計2回)
- 事務手続き費用
- 日本語サポート費用
※個人によっては上記以外に必要な治療・検査・薬剤、3個以上のPGT-A等は別料金となります。
※受精技術については、医師が患者様個人の状況の評価の下決定致します。(ご提案いたします)
よくある質問
卵子ドナーは健康ですか
台湾では卵子ドナーは国が管理しています。台湾の国民健康署(日本の厚生労働省)は卵子ドナーの健康伸さんを義務付けしています。遺伝子性疾患の他、家族に精神疾患がある方、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、淋病、エイズなどの感染症がある方も提供できません。また、当院では事前にドナー候補者のAMHを検査し、一定基準に満たない方はドナーになれません。加えて、染色体検査・脊髄性筋萎縮症(SMA)、脆弱性X症候群を行ない、より厳しくドナーさんを選定しております。また、ドナー採卵周期には飲食や睡眠などの生活指導を行い、より質の良い卵子を採卵できるように努めております。